アメリカン?それとも和? -本郷-
2005年 08月 03日
春日通りを行く場合、春日駅でA2出口に出る。地上に上がると、白山通りと春日通りが交差する大きな交差点。向かいにそびえたつは「文京シビックセンター」。後楽園のジェットコースターも見え、幅の広い春日通りの景色はなかなかの迫力。
春日通りの東富坂を上る。通り沿いは、オフィスビルやマンションが並び、ポツンポツンと専門学校や飲食店が現れる。この道、湯島を通って御徒町の方まで続き、ずっとオフィスビル。マンションもあるけど、会社が事務所として借りてることが多いよう。湯島まで来ると、少し赴きが出てきます。
坂を上りきりしばらく進むと、赤が目を引く「ファイヤーハウス」。ここで美味しいハンバーガーを食べたら本郷3丁目交差点まで歩き、左折すると東大。本郷3丁目交差点にある「かねやす」は、”本郷もかねやすまでは江戸の内”と川柳に読まれた1700年代からの古い小間物屋。
もうちょっと情緒ある道を通りたい方は、春日駅でA6出口に。
菊坂下へ続く通りは、正統派な喫茶店や飲食店がこじんまりと並び、風情ある豆腐屋があったりする。木造で、店先には自転車が置いてあり、まさにの光景。
先まで来たら、右折して菊坂に。ちょっと進み、郵便局が出てきたら左折。前に伸びるは”胸突坂”。本当に、胸を突くような急な坂道です。曲がらずまっすぐ行けば、樋口一葉の、さらに進めば宮沢賢治の旧居跡。
せっかくなので、”胸突坂”で体力だめし。坂を上りきると、実に本郷らしい景色が広がる。旅館も多いこの辺り、この通りには「鳳明館」。いまにも鴎外なんかがひょいと出てきそう。居心地のよさそうな、泊まってみたい旅館です。
うらびれた飲食店街に出たら”落第横丁通り”。ここで飲んだくれてると落第するのでこの名前がついたというけど、今では「Neo Sitting Room」という和カフェがあります。ここで、ランチでもしてからいきましょう。落第横丁通りを抜ければもう東大。