Feel Nagasaki No.1 -長崎観光プロローグ-
2005年 10月 03日
北は平和公園を中心に戦火の傷跡を辿る。南は異国情緒溢れる町並みを巡る。
ホテルは南側なので、先に遠い北側を見ることに。
この日は1日しっかり観光の時間があったので、1日乗車券を使った。
長崎といえば何を思い浮かべるだろうか。
ちゃんぽん、夜景、カステラ、中華街etc・・・そして原爆。
美味しいものが多く、異国が混じりあった独特の文化を楽しめる一方、原爆投下という悲惨な過去を持つ長崎。被爆した歴史を辿るのも、長崎を観る上では避けて通れない。
原爆落下中心地である浦上エリア。
まずは路面電車に揺られて平和公園へ向かった。ここで平和記念像、原爆落下中心地公園のグランドゼロを廻り、浦上聖堂まで必死で坂を登るも、この日は拝観できず。原爆資料館を廻り、坂を下ってまた原爆落下中心地公園へ戻る。
大した距離ではないのだけれど、さすがは坂の街長崎。どこもかしこも上って降りて。
おまけにこの日の長崎は真夏日。鋭い日差しにムシムシした空気。ちょっと歩くと汗が噴出す。
汗を拭き拭き、川岸に立てられたパネルを読んでいた。戦火の際、この川がどういう状況になったか。今ではまるで、ヨーロッパのようにきれいに整備された公園。この公園をさらさらと流れるこの川に、大量の死体が流れ、全身に焼けどを負った人々が次々と飛び込んだ。
パネルに見入っていると、「お前達、観光か?」と誰かが叫ぶ。振り向くと「こっちへこい!!」とオヤジがしきりに手招きしている。
そこには、非核三原則の碑があった。この碑は、公園の隅の方に小さくあるため、公園をざーっと歩いただけでは目に留まらない。オヤジはこの碑を観なければ、このエリアに来た意味がないという。長崎県民として、これは見てもらわないとと鼻息荒い。
さてその後、警戒する相方を他所にオヤジによる怒涛の長崎観光が始まった・・・
いつも応援ありがとう~!!感謝!